水上バイク(マリンジェット、ジェットスキー)シートベース割れ修理
水を含んで重くなった純正シートを地面に ドン!っと置くと良く割れるんです。このように、、、、。
マリンジェットやバイクのシートベースはPPと言ってポリ製なんですね。柔軟性があって自由な形に成形できる素材ですが、
これが割れると、接着できるボンドが無いんです。 強力な接着剤を色々試す→折れる。 違うのを試す→折れる。 私も何回も繰り返しました。
新品のシートベースは10万円を軽く超えます。買い換えるとものすごい出費!
シートが割れているからと言って、シート張替えをあきらめていませんか?
接着剤NGでどうやって修理?
色々試しましたがコレが最高です。グニャグニャしたホッチキスの針の様な形です。この針金に電気を流す事で針金が高温になりベースのPPを溶かして埋め込む事ができます。
専用の機械にセットするとこんな感じ。先端がハンダゴテの様に高温になります。
ひたすら溶かして埋め込む
傷を縫合する手術みたいな感じですね?溶着と金属の補強が入りますので、かなりの強度で修理が出来ます。元以上に硬い感じです!
(溶かして埋め込む動画はフェイスブックにアップしています。)
表面を処理して終了!
最後に針の足を切りシリコン系のボンドで表面をならして完了。どうでしょう?いい感じに修理が出来ました。
修理は程度により工賃が異なりますが、今回左右のベース割れを2箇所修理で¥5000です。
大体の修理は¥5000~¥10000程度に収まると思います。シートベースが割れていても買い替えではなく、修理して使用すればとてもお徳です。