根掛かりの対処

バス釣りで使用するルアーの中でも比較的に根掛し難く、かつ安価で良く釣れるのがソフトルアー…ワームを使った釣りですよね。

なので、バス釣りが初めての方に対して、その入り口として差し出すのは往々にしてワームを使うリグかと思います。

根掛かりの対処

ノーシンカー、ダウンショット、ジグヘッド、ネコリグ、テキサスリグ等をリグって渡されたり、渡したり…はたまたこれらのリグで最初のバスをキャッチしていたり…

 

先生は誰?

さて、高性能な電子機器の普及によりバス釣りは大きく変わりました…大きく変化した物はGPS魚探類の電子機器ですよね。

また、電子機器の分野でも特にパソコンやインターネット、携帯電話といった部分の急速な普及について照らし合わせながら、「誰にバス釣りを教わるのか?」…と言った視点で思案すれば、多くの方々が「スマホで動画を観て…」でしょうね。そしてそれらの動画の多くは往々にして、根掛の対処を取り上げて手ほどきする事は無いでしょう。

因みに昭和46年式の私たちの頃は、傍で釣りしてる友達や先輩が「こうやるんよ」…って教えてくれていました。

高価なハードルアーであれば、根掛したら水に潜ってでも取りに行くケースも発生するかもしれませんが、初心者でソフトベイトの釣りという事であれば、(大変恐縮かつ失礼を承知で書きますが…)単価が安いので労することなく故意に切り離すでしょうね。

 

 

水中に長く残さないのは、全てに対して良いことです

ここ数年、釣り場で目に付いたラインを回収するのに多いのが「手元でカットしたかのような長いライン」です。

これはエレキや船外機のプロペラに絡むと厄介…特に流行りの吊るしをPEでやるもんだから、PEラインだとテロ級に厄介です。

また、水中に長く残すと先に記したようにボートの動力に対しても良くありませんし、水辺の鳥を含む生物や自然環境にも良くありません(ちなみにモノフィラメントの釣りが水中で分解するのに600年とも言われています)し、釣り人としても無料ではないラインを無駄に長く廃棄するようになり、大きな損失ですよね。

 

なので今回は、この場をお借りしてあれこれ努めて根掛を外せなかった(ルアーを回収できなかった)末に、「止む無くラインを引き切る」方法を記します。

根掛かりの対処

私の場合、釣りの際に魚を触った手を洗うためのタオルを使いますが、汗を拭くために用意したタオルでも構いません。

要はラインで手を切らない・怪我をしない・力強く引っ張るために使うのです。

根掛かりの対処

なので、画像の様にラインをタオルにグリグリ巻きにします。この時も気を抜かないように用心してくださいね。

準備が整ったら、ジワリと力を込めて「ゆっくりと引っ張ります」 ← ここ重要!です。

決して力まかせに、急な引っ張りをしないでくださいね。手を切ったり、ルアーが外れて飛んできたりと…様々な危険が想定できますので…

根掛かりの対処

恐らく結び目や傷入りした個所などが張力に耐え切れず、破断することで根掛かりは解消できることでしょう。

なお、フックや枝など引っ掛かった個所の物体が折れたりするケースもあり、急にテンションが無くなることから転倒なども想定し備えることも重要ですのでお忘れなく。

 

一人でも多く配慮ある切断方法を実行して頂けますと、私もこうして書き記した事が役立った事となり報われます。また、一人でも多くの方に脳裏の片隅にでも置いて頂き、水辺でこの方法が必要となった際にそれを履行して頂けますよう、切に願うものです。

 

括りに…未来の水辺は、今を生きる私たちにも託されていることを強く意識して、安全に楽しみましょう!

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